私とロードランナーとPC-6601

2008/05/30 (金) - ゲーム

 
 
 
 ロードランナーについては、いつか熱く語らねばなるまいと思っていたのですが、ついに今日、思い立って筆を取ってみました。
 本日はオッサンの過去話でございます。

 
 
 私が生まれて初めて触ったパソコンは、NECのPC-6601という機種でした。
 父親がワープロかプログラミングの勉強目的で買ってきたようでした。
 1983年当時、私は小学2年生か3年生だった頃です。
 
 ファミコン大好きっ子だった私ですが、ファミコン本体は何度ねだっても親は買ってくれませんでした。
 そして必然的に私は、ゲームが遊べる自宅のコンピュータに次第にのめりこんでいきます。
 パソコン雑誌(ベーマガ、当時は小さいサイズだった記憶)のゲームプログラムをひたすら打ち込んでみたり、デモディスクに入っている音楽の「エンターティナー」を何度も聞いたりしていました。
 
 クリスマスプレゼントには「パンチボールマリオブラザーズ」などという超マイナーなマリオブラザーズを買ってもらいました。
 見慣れない青い画面のマリオブラザーズに当時の友人達は戦慄したものです。
 
 世間一般ではまだまだファミコン黎明期だったのですが、一方でパソコンゲームに慣れ親しんでいた私が、当時一番ハマっていたのが、ブロードバンド社+システムソフト発の「ロードランナー」だったのです。
 当時のパソコンの外部記録メディアはカセットテープがまだまだ主流で、ゲームを開始する為のロードに10分くらいかかるのなんて普通でした。しかも、時々ロードに失敗したりします。そしたらまたテープを巻き戻してロードし直しです。近頃のプレステのゲームのロードセーブが遅いとか、そんなもん比じゃないです。
 そしてこのカセットテープ版ロードランナーは、250か255ステージくらい入っていたのですが、10面クリアするごとに、次の10面をカセットテープからロードする必要がありました(ちなみにクリアしないでもステージセレクトはできる)。
 それでも、家にファミコンが無かった私は、その広大な地下帝国の探索にすっかりハマってしまい、ひたすらにロードランナーで遊んでいたのでした。
 
 
 
 その後、ファミコン版ロードランナーが発売され、友人の家でカラーのロードランナーを見たときは、
 「何これ!?横画面にスクロールするカラーのロードランナーだと!?」
 とか
 「ロードランナーって、もともとはパソコンのゲームなんだぜ!俺持ってるぜ!」
 などと事情通のウザい小学生を気取ったものです。
 でも実際、色つきの大きなキャラクターがなめらかに動くその画面は本当に衝撃的だったのですが・・・やっぱり嫌な小学生には変わりありませんね。
 
 それからまもなく、ファミコン版チャンピオンシップロードランナーが発売されたわけです。
 が、家にファミコンが無い私は、雑誌や攻略本に載っているファミコン版チャンピオンシップロードランナーのステージを見ながら、エディットモードでひたすらステージを作り上げて遊んでいました。
 暗い小学生ここに極まれりです。
 うろ覚えですが、ファミコン版とパソコン版は敵の動きのアルゴリズムが若干違っており、クリアできなかったステージが存在していた記憶があります。
 
 そんなPC6001用のカセットテープ版ロードランナーですが、カセットテープからゲームロード用のプログラムを呼び出し、それを実行する前にプログラムを表示させようとすると、こんなメッセージが表示されます。
 
 
 
 社会人になった今なら、ちょっとだけ気持ちはわかる文章ではございますが、純粋な気持ちで “list” コマンドを叩いた小学生の私には、キツい文章でありました。
 同時に「なんでこんな文章が表示されるんだ!?」と、また衝撃を受けたのです。
 いわゆる「プロテクト」という奴を初めて目の当たりにしたわけです。
 これをきっかけに小学生の私はマシン語の勉強を始めたのですが、引っ越しを機に本を無くしてしまい、断念することになりました。
 
 
 
 ちなみにPC-6601用ロードランナーとしてフロッピーディスク版も発売されており、画面に色がつき、ロードも快適になりました。同級生が持っていましたが、遊ばせてくれなかった記憶があります。
 我が家のPC-6601は、やがて父親がパソコンに飽きてしまい、小学生の私の方がパソコンを使いこなしている状況になってしまいました。母親が呆れていたのを良く覚えています。
 しかしその後、我が家にもファミコンがやってきてからは、PC-6601は忘れられていったのです。

 32歳を目前に控えた平成20年の今、あの頃を思い返すと、PC-6601とロードランナーは色々なことを教えてくれたゲームであったなと思います。
 コンピュータの楽しさ、プログラミングの基礎、電子音。
 今でも穴を掘る効果音を聞くと燃えます。

 というわけで、私のゲーマー人生において、ロードランナーは語らずにはいられない存在なのでありました。
 かしこ。